News お知らせ

【コラム】the finのこだわりブレンドコーヒーご紹介① 〜 香りで魅せる「aroma」〜

【コラム】the finのこだわりブレンドコーヒーご紹介① 〜 香りで魅せる「aroma」〜

ブレンドコーヒーには、そのお店ならではのこだわりや哲学が色濃く表れます。
the finでは、3種類のオリジナルブレンドをご用意しており、それぞれ異なるテーマと味わいで仕上げています。

コラムの連載企画として、それぞれのブレンドの特徴や背景を丁寧にご紹介していきます。
第1回は、開店当初から10年以上愛され続ける定番ブレンド「aroma(アロマ)」です。


「aroma」はこんな方におすすめ

  • 香りをしっかり楽しめながらも軽いブレンドを探している方

  • 酸味が少なく、軽やかで飲みやすいコーヒーが好きな方

  • カレー等のスパイス料理に合うコーヒーをお探しの方


誕生の背景:スパイス料理と調和する香りを求めて

このブレンドが生まれたのは、店舗をオープンした約10年前。
当時、当店ではスパイスカレーを提供しており、その香り高い料理のあとに合うコーヒーを作りたいという想いから開発がスタートしました。

スパイスの余韻のあとに、まったく異なる風味のコーヒーを出すと違和感が出る――。
そこで、「スパイスの華やかさと自然につながるような、香りのあるコーヒーを」「鼻先にふわっと届き、味へとスムーズに移っていく流れを」という発想で、ブレンドの設計が始まりました。


4つの豆で奏でるバランス──“バンド構成”にたとえた味の設計

aromaブレンドは、4種類の豆を使用しています。
その構成は、まるでバンドのような編成で考えられています。

  • ボーカル:エチオピア モカ
     → 一口目でふわっと立ち上がる華やかな香り。香りの主役です。

  • ギター:ブラジル
     → なめらかなコクとチョコレートのような甘みで味に厚みを持たせます。

  • ベース:コロンビア
     → 安定した口当たりと、ギター(ブラジル)を支える役割。バランスの土台です。

  • ドラム:インドネシア マンデリン
     → 深煎りで使用し、苦味のある余韻をしっかり残す締めの一役。

この4つの豆が、それぞれの役割を担いながら、香りから余韻まで一貫したストーリーを作っています。まさに“香りを軸に構成されたブレンド”です。


アフターミックス製法で、軽やかでブレのない味わいに

このブレンドのもうひとつの大きな特徴が、「アフターミックス製法」です。

一般的に、ブレンドコーヒーは「プレミックス(生豆の状態で混ぜて一緒に焙煎)」と「アフターミックス(焙煎後にブレンド)」の2通りの方法があります。

aromaでは、豆ごとに最適な焙煎度で仕上げた後にブレンドするアフターミックスを採用。
以下のような効果を狙っています。

  • インドネシア(マンデリン)は深煎りで、しっかりとした苦味と余韻を引き出す

  • その他3種(エチオピア・ブラジル・コロンビア)は中煎りで、香りとチョコレート感を活かす

  • それぞれの個性を最大限に引き出しながら、全体は「軽やか・酸味控えめ・飲みやすい」味わいにまとめる

この製法により、軽やかで毎日飲んでも飽きない、でも物足りなさを感じさせない絶妙なバランスを実現しています。


軽さと深みの共存──10年愛され続ける理由

aromaは、「軽いのにしっかりしてる」「酸味が苦手でも飲みやすい」といった声を多くいただく、当店の顔ともいえるブレンドです。

日々のリラックスタイムや食後の一杯、来客時のおもてなしにも最適な一杯です。
豆の個性を活かした香りと、最後に残る余韻の美しさを、ぜひ一度味わってみてください。

 

▼ 商品ページはこちらから

 The fin. Original Blend 01【AROMA-アロマ-】


次回のブレンド紹介では、「The fin.オリジナルブレンド02 silk」をご紹介予定です。お楽しみに。

一覧ページに戻る