ブレンドコーヒーには、そのお店ならではのこだわりや哲学が色濃く表れます。
the finでは、3種類のオリジナルブレンドをご用意しており、それぞれ異なるテーマと味わいで仕上げています。
コラムの連載企画として、それぞれのブレンドの特徴や背景を丁寧にご紹介してきました。
第3回は、ビター(苦味)とスイート(甘み)の両立に挑戦した、当店ブレンド人気No.1のしっかり系ブレンド「bitter&sweet(ビタースイート)」です。
「bitter&sweet」はこんな方におすすめ
- 苦味とコクのあるコーヒーが好きな方
- カフェオレやラテ用にも合うブレンドを探している方
誕生の背景:「甘いけど、苦い。苦いけど、甘い。」を目指して
「bitter&sweet」は、その名のとおり、ビター(苦味)とスイート(甘さ)の相反する要素を調和させることをテーマに生まれたブレンドです。
the finには、軽やかな「aroma」や、やさしい「silk」はあっても、「中深煎り」でしっかりとしたボディのあるブレンドがありませんでした。
「もう少し重厚な味わいを求める声」「ミルクと相性のよいコーヒーが欲しい」というニーズに応えるべく、開発がスタートしました。
甘さを感じるビターコーヒー──豆の組み合わせと配合設計
bitter&sweetには、4種類の豆を使用しています。特に甘さを感じさせる工夫として、豆の選定と配合比率にこだわりました。
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ブラジル(アマレロ種)[50%]
→ 黄色い完熟チェリーから収穫される希少な品種。甘く香ばしい香りと、柔らかな甘味が特徴。 -
コスタリカ(ハニー製法)[25%]
→ 果肉の一部を残して乾燥させることで、フルーティで自然な甘さと香りを引き出します。 -
インドネシア[25%]
→ 深みのあるビター感とリッチなコクを加える役割。味わいの芯を形成します。
配合比率は「甘さ重視」が75%。
ただし、単に甘いだけではなく、しっかりと焙煎してビターに仕上げた上で、後味に甘さがふわっと広がるよう設計されています。
深煎り未満、中深煎り以上の“ちょうどよさ”
焙煎度は中深煎り。
「深煎りのように重くないけれど、ライトブレンドでは物足りない」
そんな方にフィットする、絶妙な重さに調整されています。
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ブラックで飲めば、香ばしい苦味のあとにほんのり甘さが残る
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ミルクを加えると、ビターなコクがより一層引き立ち、濃厚なカフェオレに
一口目から終わりまで、甘さと苦さがバランスよく共存する、まるでチョコレートのようなブレンドです。
ブレンド人気No.1の理由
bitter & sweetは、the finの3つのオリジナルブレンドの中で、特に多くの方に選ばれているブレンドです。
しっかりとした味わいで満足感があり、ミルクとも相性がよく、ブラックでもアレンジでも楽しめる。
甘さと苦味のバランスがよく、毎日飲んでも飽きにくい。
私自身、そんな点がこのブレンドの魅力だと感じています。
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The fin. Original Blend 03【BITTER&SWEET - ビタースイート -】
3種のブレンドをご紹介してきましたが、それぞれに個性があり、飲む時間帯や気分によって楽しみ方が変わります。
ぜひ3種すべてを飲み比べて、自分のお気に入りの一杯を見つけてみてください。