ブレンドコーヒーには、そのお店ならではのこだわりや哲学が色濃く表れます。
the finでは、3種類のオリジナルブレンドをご用意しており、それぞれ異なるテーマと味わいで仕上げています。
コラムの連載企画として、それぞれのブレンドの特徴や背景を丁寧にご紹介していきます。
第2回は、「本当に軽く、毎日飲みたい味」を追求して生まれたブレンド 「silk(シルク)」 です。
「silk」はこんな方におすすめ
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苦味も酸味も控えめな、軽くて飲みやすいコーヒーをお探しの方
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朝の一杯や、毎日のルーティンとして優しいコーヒーを楽しみたい方
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昔ながらの「定番の味わい」や、どこか懐かしい雰囲気のあるコーヒーが好きな方
誕生の背景:「軽いけれど酸味がない」を実現したい
「軽いコーヒーが飲みたい、でも酸味はちょっと苦手」
オープン当初、お客様から多くいただいたこの声が、「silk」開発のきっかけでした。
コーヒーを軽く仕上げようとすると、どうしても浅煎り〜中煎りの焙煎が必要になりますが、そうするとフルーツ由来の酸味が前に出てしまう。
「どこまで酸味を出さずに、軽やかで毎日飲めるコーヒーを作れるか」という難題に向き合いながら、ブレンドと焙煎を何度も試行錯誤し、たどり着いたのがこの「silk」ブレンドです。
絹のような口当たりと、やさしい余韻──ネーミングに込めた想い
このブレンド最大のテーマは、“シルクのような口当たり”。
ひとくち飲んだ瞬間に感じる、スムースでやさしいフィット感。
ごく自然に喉を通り、余韻も穏やかで柔らかく、心地よく日常に溶け込んでくれます。
名前を「silk(シルク)」と名付けたのも、そんな「絹のようななめらかさ」へのこだわりから。
まるで白いシャツのように、どんなシーンにもすっとなじむ、そんな一杯です。
豆の構成:中南米のスタンダードな味わいで“懐かしさ”を表現
使用するのは、中南米産のベーシックな3種類の豆。
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ブラジル
→ ナッツ感とやわらかい甘みが特徴。口当たりのベースになります。 -
コロンビア
→ マイルドでクリーンな味わい。全体のバランスを整えます。 -
グアテマラ
→ ほんのりチョコレートのようなコクを加えつつ、後味はすっきり。
どれも個性が強すぎず、「昔ながらのコーヒー」を感じさせるような優等生たち。
雑味がなく、クリアでマイルドな仕上がりを実現しています。
どこまでもやさしく、毎日飲みたくなる味に
silkは、苦味も酸味も控えめに設計されています。
とはいえ、決して「物足りない」わけではありません。しっかりと「コーヒーらしさ」は感じられるのに、角が立たないやわらかな風味。
毎日の朝食と一緒に、仕事中の気分転換に、夜のリラックスタイムに――。
いつでもそばに置いておきたくなる、頼れる一杯です。
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The fin. Original Blend 02【SILK - シルク -】
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次回は、「The fin.オリジナルブレンド03 bitter&sweet」をご紹介予定です。お楽しみに。